Q:ストレート珈琲とブレンド珈琲の違いを


A:一般の方にとってストレート珈琲とブレンド珈琲の違いは難解のようです。実際取り組んでみますと、ストレート珈琲というものは、1種類の珈琲を焙煎し、その珈琲の特徴を最大限引き出すというのが目的です。反面味に偏りがありますので、出来るだけ偏りを抑え、その個性をお楽しみいただきます。

これに対し、数種類の珈琲を使い、ストレート珈琲では得られないおいしさを創り出すのがブレンド珈琲です。つまり、ストレート珈琲は持ち味を最大限引き出して「完結出来る」と言ってもよいでしょう。問題は一番おいしいところを見つけることであって、煎る方が勝手に創ってはいけないのです。

ブレンドとは、当店で3種類から4種類の珈琲を使います。これだけでもストレート珈琲の3倍から4倍の手間がかかってしまいます。おいしいストレート珈琲を単に混ぜているわけでありませんので、もし単に混ぜてしまえば、味のごちゃ混ぜになって、「おいしい」ではなくて「くどい」ということになってしまうでしょう。特徴を生かしたり捨てたり、味覚のセンスや永い経験が必要になります。このブレンド珈琲でようやく焙煎する方が味を「創る」権利を与えられるのです。「完結できない」と言っても間違いではありません。味覚のセンス、経験、手間、ストレート珈琲とは煎る以前から仕事が違っているのです。ですから、ストレート珈琲とブレンド珈琲は味わい方が違うと思いますし、ストレートよりもブレンドは値段も高くなって当然なのです。

ストレートは「引き出す」、ブレンドは「創る」と覚えていただければ幸いだと思います。お店の看板はストレート珈琲ではなくブレンド珈琲ですのでご理解いただきたいと思います。


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