標氏から長崎へ行こう! と、お誘いいただきまして2000年5月13日〜14日長崎出島「珈琲事始め」へ行ってまいりました。




長崎出島「珈琲事始め」
2000年5月14日(日)「珈琲カップから世界が見える」







日本コーヒー文化学会副会長の畔柳潤さんの司会で標交紀さん地元陶芸家の城谷久美子さんのお話しが始まりました。

珈琲行脚に出かけた各国のお話しから始まり、サウジアラビアではカルダモンとジンジャーを煮出した漢方薬のような珈琲だったとか。 イエメン、トルコのお話しなど冗談のような本当のお話しで何方でも分かり易く楽しく引き込まれました。

標さんは最後に「是非聞いてください」とおっしゃいました。
話題は「エスプレッソ」についてでした。エスプレッソはブルーマウンテン、アメリカン、炭焼き珈琲と同じ流れのもの。過去を振り返ってみて ください。今その珈琲はどうなったでしょうか。エスプレッソはイタリアで早く大量に提供するために発明されたもので、飲み方も日本のように じっくり飲むのではなく、早く飲むとおいしいのです。ちょっとお喋りをして時間の経ったエスプレッソは飲めたものではありません。 小さなお店なら更に抽出の頻度も悪いし、日本人の飲み方も合っていないのです。
エスプレッソやブルーマウンテンをいけないと言っているのではありません。日本で最も適している良質の「ドリップ式珈琲」を21世紀に残して いただきたいのです。

正確ではありませんが、このような内容だったと思います。



5月15日(月)

この度の集会で以前から伺いたかった福岡の森光宗男さんのお店「珈琲美美(びみ)」にもおじゃまできました。森光さんはエチオピアやイエメン の産地事情に詳しく、イエメンの「イブラヒム・モカ」を日本に紹介した方です。

© 2005 Kokyogaku